2009年7月23日木曜日

5つのエネルギー起源(7)核エネルギー2

核エネルギーには、人類が作り出したエネルギーもあるが

放射線の利用など、自然の仕組みを応用した、温和なエネルギー利用法も存在する。

温和とはいっても、放射線のエネルギー強度は、可視光に比べれば遙かに強力なので

放射線を放出する放射性物質の量を制限したり、ごくごく弱い放射線を利用することで

生物と共存することのできるレベルや方法でエネルギーを利用する。

ラジウム岩盤浴は、微量な放射線を治癒効果に利用した自然の知恵であろうし

多方向から、弱い放射線を、体内の一点にクロスし、その部分にのみ、高い強度の放射線が集中するように放射することで、外科手術なしにその部位のがん細胞のみを狙って攻撃するがんの放射線療法は、核エネルギーの研究の応用である。

核エネルギーは、そこから大規模なエネルギーを引き出そうとすれば、その分だけ安全性へのリスクも高く、しかも、核エネルギーの特性上、予想される被害は壊滅的なものに繋がる。

一方で、放射線によるがん治療などは、私達の生活に様ざまな恩恵も与えている。





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