2009年7月18日土曜日

5つのエネルギー起源(4)地熱

5つのエネルギー起源の3番目は地熱だ。

身近に感じることができるのは温泉だが
地球という惑星は、表面のほんの一部だけが
生物が生息できる比較的温和な環境だが

ほんの数kmから数十キロメートル下には高温のマントルがあり、さらに中心部に向かっていくとさらに高温の核に到達すると考えられている。

マントルの温度は、最下部では3000度、地殻と接触する部分でも1500度と高温で
このマントルの熱が地表に届く地殻の割れ目や火山の下のマグマの熱が地熱エネルギーだ。

日本では大分県が、最も多く温泉からの地熱エネルギーを発電に活用している。

日本は、温泉が多く地熱エネルギーに比較的恵まれた地域であるが
多くが国立公園として指定されていることや、地震が多いなどの問題がありこれまで開発が進んでこなかった。

発電としての地熱の利用は、これまで進んでこなかった一方で、観光や医療に対しての温泉といったマイルドなエネルギーや鉱物的な温泉の利用は日本人にとって非常にポピュラーだ。

先日、ナノアンテナで赤外線から発電という記事を読んだが、近い将来、赤外線や遠赤外線からの小型の発電機器や、それらを組み込んだ超省電力消費の電子機器類で温泉や岩盤から発せられる遠赤外線を利用して、テレビが見るなんて技術も登場するのはななかろうか?

動力のような強力なエネルギー利用や、園芸農業による温泉野菜の生産、一方で、繊細でマイルドな方向性での革新的なエネルギー利用など、まだまだ新たな発想がたくさん飛び出しそうな気がする。

特に、省エネルギー技術が進めば、これまで気にもかけてこなかった、微量なエネルギー源が有効なエネルギー源となってくる可能性を生み出す。

自然共生という観点から、火山地帯の地面に大穴を開けて、熱エネルギーを取り出す以外にもきっともだまだ方法があるはずだ!!簡単には冷やすことなど到底できない、生きている地球のエネルギーだ。地球の意見も聞きながら、ほんの少しだけ分けてもらう。そのためには、もっともっと地球を知って、地球から学び、地球と語りあう必要があるはずだ。





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