私たちが、地域で行っている小さなプロジェクト”エコの木プロジェクト”では
これまで、
●省エネ普及指導員を地域に多数養成する地域環境人材育成プロジェクト
●独立型太陽光発電をみんなで学んで太陽エネルギーで電動バイクを走らせるソーラーバイクプロジェクト
●ゴーヤで楽しく、夏を涼しく過ごそうという緑のカーテンプロジェクト
を実施しています。
その取組みの中での東日本大震災が発生しました。
東日本大震災から1か月以上が過ぎ、これまでの活動を復帰させるにあたって今考えることは
現在の経験とこれまでの活動をどのように結び付け
改めて、自分達の活動をどのように意味のあるのものにしていくかということです。
この絵はまだ、皆で議論したわけではない、まだ方向性という書き方になっている図です。
今回の震災を受け、被災した地域、被災した日本、被災した社会が、改めてそれぞれの進路を模索する時に、何か考えるきかっけになればと思ってのせてみることにしました。
持続力の延長線上には生態系の回復力・復興力(レジリアンス)が存在し、それらは、私達の世界に様々な形で人的・社会的、物的な”ばね”として蓄えられています。それらは身近な家族や地域の中にも存在し、あるいは遠く離れた異国の地域に存在することもあります。
レジリアンスは生態系(世界)に何らかの大きな衝撃・変化が発生すると、ばねのようにはじけて、様々なパスを通り、その勢いを活用して、速やかに回復のベースを構築していくのではないかと思います。
サステイナビリティ・チェーンはそのパスの一つともとらえることができそうです。
災害が発生したとき、そのパスが確認され、蓄えられたばねの力が伝達されます。
ばねの力には、速やかに機能する即効性のばねと、ゆっくりと芽を出す緩効性のばねがあるのかもしれません。
何はともあれ、せっかく植えたエコの木を、さらにしっかりと育てて、社会の回復力を担えるように育てていくことが私達の務めであると感じつつあります。
ゆっくりですが、少しずつ前進です!!